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ペルーで赤ちゃんを産んだはなし3 出産&入院編

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ねこのニャタリー
赤ちゃんと猫のみなさん、こんにちは!
人間のおかあさん
何だかんだ言ってカワイイは正義ですからね!

ペルーで赤ちゃんを産んだはなし2 検診編 の続きだよ!

さあ産まれるよ

何があるか分からないし妊娠8ヶ月くらいから入院、育児用品の準備はした方がいいよね。お腹大きくなってからお買い物に行くのは大変だしね。だから先生にも聞いたんだけど、予定日いつだっけ、まだ先だから来月検診に来たときに、2週間後の検診でね、と延びに延びて、予定日直前の検診でやっと教えてもらったけど半分くらい違ったよね。

実際には予定日の翌日、昨日予定日だったのに過ぎちゃったねと言っていた明け方に、経産婦なので陣痛の間隔が30分を切ったら早めに来てと言われ、その日は上の子が学校、点滴とか針なんかも言われたものを院内の薬局でその都度買って診察室に持っていくシステムなので夫も付き添わないといけないし、そうなると子どもを家においていくわけにもいかないし、寝ぼけ眼で真っ暗な中体操着で学校用のキャリーを引いて歩く上の子の姿は印象深かったな、こんな時間に通学するなんて後にも先にもないのだろうなと思ったよ。

すぐタクシーもつかまったし、変な時間だったけど代金を盛られることもなく、時間外なので急患の入り口にと言ったら運転手さんが警備員さんを呼んでくれたし、Buena suerte(幸運を)と言ってくれたよ。

系列ではあっても別の病院なので当直の先生たちに軽く事情を説明して主治医の先生に電話してもらう間に心拍計をつけてもらったり点滴のルート確保してもらったり、合間合間にのたうちまわりつつ、先生は朝になってから来たよ、到着前に産まれなくてよかったけどその間痛かったな。主治医ではない先生はずっといたけど、知ってる先生の顔を見たときの安心感ったらなかったよ。

朝になり病院が上の子の学校から近かったので夫に送らせ、その後いよいよもう産まれるぞというギリギリの段階で初めて分娩室に移動したのだけど、帝王切開だとそもそも陣痛の始まり手前で手術なのかしら、もう自力で歩けないので車いすに乗せてもらって薄れゆく意識の中で移動したのだけど分娩室の外で待ってた夫の話では「なにあの人、そんな苦しむもの?初産?」と聞かれたそう。

そこでよみがえる、自然分娩の予定だと言うと陣痛怖い!と震え上がっていたお友達の話。陣痛クライマックスの人を見たことないのかもね、そんな苦しむものだし痛いよ。むしろ大人しかった自信まであるのに。

入院準備グッズを考える

  リストにあったが使わなかった リストにあったし実際使った リストになかったので、は?ってなった
紙おむつ    
産褥用のナプキン    
赤ちゃんの衣類   ○ 退院用のおめかしっぽいのを一つ入れたが、赤ちゃんに入院着などのシステムはなく、普通に着替える用だった、持ってきてもらった  
自分のパジャマ ○ 病院が用意してくれた入院着があった    
赤ちゃんのシャンプー ○ 沐浴レッスンなどもなし、洗う機会がなかった    
おしり拭き     ○ トイレットペーパーやキッチンペーパーをぬるま湯で湿らせてしのいだ
哺乳瓶(大きさ指定あり)     ○ 使わず済んだが粉ミルクも必要だったのでは?

まず、入院は一泊ということ。産んだその夜は病院で、翌日赤ちゃんと一緒に帰る。帝王切開だと二泊だそう。

産まれてから赤ちゃんはちょっと見せてもらったけど、私はそういうことで感動して泣くタイプではないので、「よし私は生きている、赤ちゃんも大丈夫そう、寒そうなので早くきれいにして暖めてあげて」と思いながら裂傷部分などを縫ってもらっている間、先生はずっと「よく頑張った」「Buen trabajo(グッドジョブ)だよ」ほめてくれてたけど、多分おめでとうとも言っていたようにも思うけど、赤ちゃんへの言葉よりずいぶん私に向けた言葉言ってくれるなと思ったな。準備がまだだからだと思うけど「まだいきまないで」と言われていたのに無理だよ出るわといきんだこと、怒ってなくてよかった。

一応意識ははっきり、アドレナリンも全開だから大して痛みもないけどストレッチャーで病室に移動、赤ちゃんは身長体重を計って足型とって、軽く体をきれいにしてもらったら持参のベビー服を着せたところでベッドに寝かされて病室で合流よ。

もちろん異常やトラブルがあれば先生から指示があって延びるけど、一晩だけなので、個室にしたので部屋の中にトイレもシャワーもあったけど先生からは禁止、というかほんと動いちゃダメだからと言われてて、早くシャワー浴びたかったな。トイレ行こと思って起き上がったタイミングで看護師さんが入って来て、「ちょっっっっと何してんの寝てて!」みたいな慌てようだったので、お言葉に甘えて荷物から着替えを出すとか紙おむつを替えるのも看護師さんがやってくれたよ。

お決まりの、赤ちゃんの記念すべき初おむつ(使用済み)はパパにプレゼント!もやってくれたし、いい看護師さんだったな。

病室のこと

特に保険がきくわけでもなかった、特にマタニティクリニックなどではなく総合病院だった、赤ちゃんが泣いて怒る人なんてまずいないと思うけど個室を希望したらベッドが二つの部屋だった。おお、ツインルームだ、と思った。ベッド数=食事の数だったようだけど、何か確認があったけど分娩室からさあ病室へという段で聞かれたから、それどころじゃなくてあまり聞いてなかったよ。毎食2人前出てきた。誰が食べてもいいの?と聞いたらそうだと言うので、学校帰りに寄った上の子が食べて、空いてるベッドでくつろいでいたけどそれでよかったみたい。付きっきりの付き添いの人用ということなんだろうね、言えば子ども用に何か用意してみんな泊まれたのかもしれないけど、ペットを飼っているので夫と上の子は夜帰ったよ。

初産だと何か指導があるかもしれないけど最初から授乳できたので何も言われず、産科専門ではないので色んな分野の人を診る色んな看護師さんが出入りするのだけど、赤ちゃんが泣く度にみんな「お腹が空いてるんだ」としか言わず、暑いとか寒いでもなく、おむつでもなく、揃いも揃って空腹だけを心配していて面白かったよ。

医療的観点は分からないけど、大事なことなんだろうね。

一晩だけだし赤ちゃんと一緒で落ち着いて休めるとはさらさら思っていなかったので、早く帰りたいなと思って過ごしたよ。朝イチで主治医の先生が来てベッド上で診察があって問題ないです、最速で午後退院だけど泊まりたければ今夜も泊まってもいいよ、どうする?という感じだったけど、まあ帰るよね。ご飯は美味しかったけど。

退院の前に予防接種があるよ

出産直後に病院内でビタミンKの投与があって、翌日肝炎の予防接種が無料(国費)で受けられて、ちょっとそこのセンターまで行って予防接種を受けて病室に戻って退院という流れなのだけど、がちょうど祝日だったのでできなかったので明日改めて行ってね、と言われたよ。

その後も所定のものは予防接種をメインにする予防接種センターのような公立の病院でカードを作ってもらって受けてゆき、この履歴のカードは幼稚園入園でコピーを提出するよ。チェックが厳しいところもあるかもしれないけど、細かく調べられる園ばかりではないし、理由があって受けていな場合は説明すればおそらく入園拒否とまではいかないのでは、と思うけど、今回のcovid-19で他の人に罹患させるタイプの感染症が今後どうなるかは分からないな。

自費だけど、私立の小児科で受けることもできるよ。ワクチンは病院の先生が薬局に在庫があるか問い合わせてあればその場で受けられる病院が多いから、任意のものなんかも、大人も、必要なものがあれば聞いてみるのがいいよ。日本育ちだと肝炎の予防接種をしていないから、大人も受けておくといいかもね。

人間のおかあさん
日本ではA型肝炎もB型肝炎も所定のものではないというと、先生すごく驚いていたよ。ペルーではアメリカの基準を用いてやってる、日本は違うの?って言って。ペルーは衛生面が悪いから打つのだと思ってる人は多そうだけど、特にB型肝炎は地域に関係なく、人が暮らしていればうつる可能性はあるわけだからね
人間のおねえちゃん
日本で打ってないものがあれば確認してね、薬局にあればすぐ打てるからね

上の子のこと

自分が物心ばっちりついてる年齢で、今から自分の兄弟が産まれると知りながらでも自分は学校ってなったら、落ち着かないと思うな、学校と病院が近かったし、他に親も親戚もいないので夫が付き添う都合上でもあるけど、学校終わってすぐ病院にきたよね。

ペルーだと、赤ちゃんが産まれるというのは絶対に良い出来事で、赤ちゃんに障害があろうと、若くして産むことになろうと、上の兄弟と年が離れようと、喜ぶべき出来事なの。もちろんそれぞれに感じる問題はあるだろうけど。

なので、会う人会う人に「ママが妊娠してるの?じゃあお姉ちゃんになるのね、赤ちゃんいいなぁ、おめでとう、良かった!」「もうすぐ赤ちゃんが産まれるなんて、素晴らしい幸運!」とハグして祝福されつづけていると、「えへへ、私のうちには赤ちゃんがいるのよ」みたいな気分になってくるのかしらね、動物と比べるのは何だけど、仔猫を飼い始めたときのように得意げに「うん、まあね」みたいな返答をする子が多いかな、下の子への嫉妬よりは自慢する気持ちが勝るのか、露骨に嫌な表情をすることはなかった。ただ、真顔で「こんな泣くもの?」とは言っていたかな。

「あなたも泣いていたよ、もう忘れちゃったの?」と言うと「赤ちゃんのときのことは覚えてない」とは言うのだけど、自分がちょっとこんなわがまま(わがままじゃないけどね)だったとは自分に引くわ、みたいな顔はしていた。親にしてみれば昨日のことのようだけどね、今の自由な振る舞いも、何年かしたら「私あり得ないわ」ってなるのかしらね。

 

ペルーだと、学校にもよるけど学期と学期の間に1週間、2週間休みが挟まるのでそこにあたるとよかったなと思ったけど、擦りもせず何なら月ごとの試験にかぶったね。

核家族が一般的な日本でさえ里帰りしたり実家のお母さんが手伝いにきてくれるおうちも多いわけだから、家こそ別でも普段から目と鼻の先に親が住んでいたり親戚がいたりするペルーだと、親二人だけで赤ちゃんの面倒をみるということにいちばん驚かれたかもしれないな。上の子の入学の時も、両親や親戚を書くのに総じて空欄だったものだから、今までどうやってきたの、そんなことが可能なの?と心配されたくらいだから、入院が一晩なのも学校が何かにつけて親の手が必要なのも、子どもを育てるには人手が必要だという周知がされているからかもしれないよね。一応保育園は存在するけど、日本みたいに朝から晩までの働き詰めを肯定するタイプのものではないように感じるな、親が働いていて経済的に余裕がある家庭が教育のために通わせるところ、という面が強いのかなと思うな。

職種にもよるけど子ども連れで働いてる人もいるし、日本だと議会でそれを咎められていたけどペルーだったらみんなかわいい小さいと大喜びであやして、少しでも泣き出せば「お腹空いてるんだ、はやくあげないとかわいそうだ!」と大騒ぎ、別の意味で仕事にならないかもしれないね。子どもを連れていて非難されたことも肩身の狭い思いをしたことは一度もないよ、バスに乗り込んだ瞬間に席を譲られるし、赤ちゃんが寝ちゃったりして身動きとれないときは、察した近くの人たちが運賃を係の人までリレーしてくれたり、みんな赤ちゃんを育てるのは大変なことで、それをする人、命を産みだす母になり得る女性はリスペクトするものという意識が根付いてるなとは思うな。とはいえ、社会的立場として女性が平等で尊重されているかはまた別の問題のようで、DVなんかもよくニュースなっているね。

 

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